格安SIMを使えば半分くらいの金額にできると思うよ!
皆さんはスマホ代に月々いくらぐらい支払っていますか?
もし毎月4,000円以上払っているのであればそれは払いすぎです。
特に大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を契約中の人は、5,000円/月以上安くなる可能性が高いです。
さらに家族の分も見直せば、倍々方式で固定費が下げられます。
ちなみに私は格安SIMに見直すことで、毎月の支払いが約4,000円安くなりました。
今回は格安SIMのおすすめから、メリット・デメリットまで解説していきます。
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 格安SIMの乗り換え手順
- おすすめの格安SIM
格安SIMとは
格安SIMは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の設備を借りる会社が提供しているサービスです。
格安SIMメリットとデメリット
格安SIMも万能ではないのでデメリットはありますが、メリットの方が遥かに大きいです。
デメリットもちょっとした工夫で解消できるので、ひとつずつ見ていきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
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ちなみにMMD研究所の調査によると、格安SIM利用者の通信費は、大手キャリアの利用者に比べて約4,000円も安いとのことです。
SIMの種類
SIMカードのサイズ
SIMには3つのサイズがあります。
- 標準SIM
- マイクロSIM
- ナノSIM
機種によって使用できるSIMカードのサイズが異なります。現在使っているスマートフォンのSIMカードのサイズを確認しましょう。
初めて格安SIMに申し込む人は自分が使っているスマートフォンのSIMサイズがわからないと思います。
たとえば「iPhone15 SIMサイズ」とインターネットで検索すると適応するSIMサイズがわかります。
ちなみに「eSIM」に対応しているスマートフォンで、「eSIM」を選択して申し込んだ場合、SIMサイズを選ぶ必要がありません。
通信プランの種類
大きく3種類のプランがあります。
音声通話 | SMS | データ通信 | |
---|---|---|---|
音声通話付き | 〇 | 〇 | 〇 |
SMS機能付き | × | 〇 | 〇 |
データ通信専用 | × | × | 〇 |
3つのプランを比較すると「SMS機能付き」と「データ通信専用」には一部使えない機能があります。
特に初めての乗り換えるという人は「音声通話付き」を選ぶと良いでしょう。
ちなみにSMS(ショートメッセージサービス)とは、電話番号でメッセージのやり取りができる機能のことです。
アカウント作成時にSMSで認証番号などが送られてきたりします。
この機能が使えないと不便に感じる場面があるのでおすすめしません。
自分に合った格安SIMの選び方
通信プランを選ぶ
まずは上記の表を参考に通信プラン(音声通話付き、SMS機能付き、データ通信専用)を選びましょう。
通信容量を選ぶ
基本的には使える通信容量が多いと料金も高くなるため、自分にとって最適な通信容量を選びましょう。
例えば月に20GBしか使わないのに、50GB使用できるプランを選んでいては大切なお金を捨てているようなものです。
方法は簡単で現在使っているキャリアのマイページで「通信容量の使用実績」を確認し、自分に必要な容量を把握します。
目安としては過去6か月程度遡って確認するといいでしょう。
使わないのにいっぱい契約してたらもったいないもんね!
格安SIMに乗り換えるための3ステップ
ステップ1:SIMフリーのスマートフォンを用意する
ステップ2:MNP予約番号を取得する
ステップ3:乗り換え先のキャリアと契約する
ステップ1:SIMフリーのスマートフォンを用意する
現在使用しているスマートフォンをそのまま使用する場合
まず乗り換え先の会社のホームページで、現在使用しているスマートフォンが動作確認端末か確認しましょう。
次にSIMロックの解除です。
大手3キャリアから購入したスマートフォンを使用している場合、SIMロック解除をする必要があります。
SIMロックの解除方法は「ドコモ SIMロック解除」などのキーワードでインターネット検索すると具体的な手順が出てきます。
なお店舗で依頼すると手数料(税込3,300円)が掛かるので、インターネット経由で無料解除するのがおすすめです。
SIMロックを解除しても、android端末ではもともと使っていたキャリアに対応した格安SIMしか使えないことがあります。
ドコモ → ドコモの回線設備を借りている格安SIM
au → auの回線設備を借りている格安SIM
ソフトバンク → ソフトバンクの回線設備を借りている格安SIM
※iPhoneはSIMロックを解除すれば、どの格安SIMでも利用可能。
新規でスマートフォンを購入する場合
乗り換えと合わせてスマートフォンを新たに購入する場合は、大きく2つの方法があります。
- SIMフリー版を公式ショップや家電量販店で購入(おすすめ)
- 乗り換え先で購入
ステップ2:MNP予約番号を取得する
現在利用中の電話番号を引き続き使いたい人は解約する前に「MNP予約番号」を取得します。
なおMNP予約番号の取得は無料です。
有効期限は取得日を含めて15日間なので、取得したらあまり間を置かず作業しましょう。
乗り換え先によって異なりますが、MNP予約番号の残り期限に余裕がないと乗り換えができない可能性があるので注意が必要です。
乗り換え先を決めてから、MNP予約番号を取得するようにしましょう。
ステップ3: 乗り換え先のキャリアと契約する
おすすめの乗り換え先は後述しますが、届いたSIMカードをスマートフォンに挿入し設定できら完了です。
eSIMの場合、物理的なSIMカードは必要なくオンライン上で手続きできます。
おすすめの格安SIM
インターネット通信がメインの人
比較項目 | povo2.0 | LINEMO | ahamo |
---|---|---|---|
料金 | 使い放題(24時間) :330円/回 |
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1GB(7日間) :390円/回 |
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3GB(30日間) :990円/回 |
3GB:990円/月 | ||
20GB(30日間) :2,700円/回 |
20GB:2,728円/月 | 20GB:2,970円/月 ※5分通話かけ放題込み |
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60GB(90日間) :6,490円/回 |
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300GB(90日間) :9,834円円/回 |
100GB:4,950円/月 ※5分通話かけ放題込み |
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使い放題(7日間) 12回分:9,834円 |
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150GB(180日間) :12,980円/回 |
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使用回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | ドコモ回線 |
国内通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒(5分以降) |
通話オプション | 5分以内通話かけ放題 (5分/回):550円 |
5分以内通話かけ放題 (5分/回):550円 |
|
通話かけ放題:1,650円 | 通話かけ放題:1,650円 | 通話かけ放題:1,100円 | |
キャリア決済 | ○ | 〇 | △ |
セット割 | × | × | × |
おすすめの利用者 | 価格も通信品質も重視したい人 | 価格も通信品質も重視したい人 | 価格も通信品質も重視したい人 |
データ通信が3GB未満の人 | データ通信が3GB未満の人 | データ通信を100GB付近まで使うヘビーユーザー | |
データ通信が15~25GB程度の人 | |||
データ通信を100GB付近まで使うヘビーユーザー | |||
無制限にデータ通信をしたい日がある人 |
※ 2024年6月10日時点
通話がメインの人
比較項目 | 日本通信SIM | 楽天モバイル |
---|---|---|
料金 | 合理的シンプル290プラン(1GB) :290円/月 →料金に含まれる通話オプションなし |
Rakuten最強プラン 0~3GB:1078円/月 3~20GB:2178円/月 20GB~:3278円/月 →Rakuten Linkアプリの利用で通話無料 |
合理的みんなのプラン(10GB) :1,390円/月 →通話5分かけ放題 or 月70分まで無料 |
||
合理的30GBプラン(30GB) :2,178円/月 →通話5分かけ放題 or 月70分まで無料 |
||
使用回線 | ドコモ回線 | 楽天回線(au回線) |
国内通話料金 | 11円/30秒 | 22円/30秒 |
通話オプション | 通話5分かけ放題オプション:390円/月 | 15分(標準)通話かけ放題:1,100円/月 |
70分無料通話オプション:390円/月 | ||
通話かけ放題オプション: 1,200円 or 1,600円/月 | ||
キャリア決済 | × | 〇 |
セット割 | × | × |
おすすめの利用者 | 通話がメインの人 | 通話がメインの人 |
楽天経済圏をよく使う人 |
※ 2024年6月10日時点
私はPovo2.0の「150GB:12,980円(税込)/回」を使用しています。
このプランは150GBが180日間使用できるので、一カ月あたり25GBが約2,163円で利用できます。
実際に使ってみて感じたメリットをまとめると下記の通りで、非常にバランスのいい格安SIMだと思います。
- 単体で料金が安い(光回線などのセット割が必要ない)
- 通信品質が安定している
- 通信容量がまとめ買いなので、月毎のデータ利用量にばらつきがあっても良い
格安SIMについてよくある3つの疑問
疑問1:機種(スマートフォン本体)の分割支払いが残っている場合はどうしたらいい?
基本的には機種代金が残っていても乗り換えをおすすめします。
機種代金の分割支払いは格安SIMに乗り換えても乗り越えなくても結局は支払うローン(負債)です。
従って、機種代金の分割支払いを続ける場合は、機種代金は現在契約中の会社に、通信費は乗り換え先の会社(格安SIM)に支払うことになります。
ちなみに乗り換え時に残りの機種代金を一括支払いすることも可能です。
疑問2:電話番号はそのまま使用できる?
「乗り換えるための3ステップ」にも記載しているMNP予約番号を取得することで、乗り換え先でも同じ電話番号を使用できます。
疑問3:乗り換えの際、違約金はかかる?
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を乗り換える際の違約金は現在廃止されました。
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
解約金廃止の時期 | 2021年10月以降解約金廃止 | 2022年3月31日に解約金廃止 | 2022年2月1日以降、解約金廃止(一部の法人用プラン除く) |
まとめ
今回は格安SIMのメリット・デメリットからおすすめまで紹介しました。
- 格安SIMとは
- 自分に合った格安SIMの選び方
- おすすめの格安SIM
- 格安SIMに乗り換えるための3ステップ
- 格安SIMについてよくある3つの疑問
格安SIMへの乗り換えで一人あたり毎月5,000円以上安くなる可能性があります。
さらに家族の分も見直せば、倍々方式で固定費が下げられます。
格安SIMへの乗り換えは面倒くさいと感じるかもしれません。
しかし固定費削減は家計を楽にし、経済的自由に近づくための第一歩です。
ぜひこの機会に通信費の見直しをしてみましょう。
以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
【インターネット通信がメインの人】
0~3GB
出典:Povo2.0
出典:LINEMO
15~25GB
出典:Povo2.0
100GB付近
出典:Povo2.0
出典:ahamo
【通話がメインの人】
出典:日本通信SIM
出典:楽天モバイル