皆さんは「リセールバリュー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
リセールバリューとは、購入したものを売却する時の価格のことです。
特に大きな金額のモノを買うときリセールバリューを無視すると、資産形成に大きな痛手となる可能性が高くなってしまいます。
逆にリセールバリューを理解して買い物をすることができれば、資産形成が有利なるだけでなく、満足度という感情面にもプラスの影響があるでしょう。
そんなリセールバリューはお金持ちを目指す上では、超重要ワードとも言えるかもしれません。
リセールバリューは、どんな買い物をするときにも使える考え方です。
では順番に解説していきます。
リセールバリューとは

リセールバリューは先ほど少しお伝えした通り、購入したものを売却する時の価格のことです。
例えばわかりやすいモノでいうと、「ロレックスのデイトナ」や「エルメスのバーキン」などがリセールバリューの高い物としてあります。
皆さんも上記の2つの内、どちらかは聞いたことがあるのではないでしょうか?
リセールバリューは下記の通り、大きく3つに分けることができます。
- リセールバリューが極めて高い物
→売却価格が購入価格以上のもの(例:100万円で買って、300万円で売却)
- リセールバリューが高い物
→売却価格が購入価格よりあまり低下しないもの(例:100万円で買って、80万円で売却)
- リセールバリューの低い物
→売却価格が購入価格より著しく低下するもの(例:100万円で買って、10万円で売却)
通常私たちが購入した商品は中古品になるので、リセールバリューが出にくくなります。
しかし世の中には中古品にも関わらず、売却価格が高い物が存在します。
数百万・数千万する買い物でも「リセールバリューが高いもの」を購入することによって、実質価格で考えると安くなります。
つまり販売価格だけでは、そのモノが本当に安いのか高いのか判断できないというわけです。
目の前の表示価格だけではなく、リセールバリューまで考えると一歩進んだ買い物が可能になります。
リセールバリューを意識した買い物をする方法

これから私が実際にやっている「リセールバリューを意識した買い物をする方法」を紹介します。
リセールバリューの意味はわかったけど、やり方がわからないという人はぜひ参考にしてみてください。
1.売却時の価格を事前に調べる
リセールバリューを意識した買い物をする方法の1つ目は、売却時の価格を事前に調べます。
その商品の業界で働いていたり趣味でその物の価値を熟知していたりなど、特定のケースを除けばリセールバリューが常に頭に入っていることはないでしょう。
私も購入前から売却相場が頭に入っていることの方が少ないです。
だからこそ、いきなりリセールバリューの高い物を買おうとするのではなく、売却相場を調べます。
調べ方としては「価格.com」「メルカリ」「ヤフオク」「中古買取ショップ」などで調べる方法があります。
調べる時のポイントは複数確認することです。
そうすることで相場がわかるので「こんなはずじゃなかったのに」という事態が避けやすくなります。
例えば下記のような買取価格が表示されたとします。
- A社・・・10万円
- B社・・・7万円
- C社・・・5万円
- D社・・・3万円
上記のようなことがわかった場合、今売却するなら5~7万円くらいでは売れるかなと予測ができます。
売却時の市場動向などにも左右されるのであくまでも予測でしかありませんが、一切調べずに買うよりはリセールバリューの良い物を買える可能性が高くなります。
また同じジャンルの商品でもメーカーや型によって大きく売却価格がことなることがあるので、複数比較するのがおすすめです。
2.中古品や型落ち品を買う
リセールバリューを意識した買い物をする方法の2つ目は、中古品や型落ち品を買うことです。
この方法はリセールバリューの高い物を買うというよりは、購入価格と売却価格の差を縮めるときに役立ちます。
一部のレア商品や限定品などを除けば、「新品や新作商品」よりも「中古品や型落ち品」の方が安くなります。
例えば全く同じAという商品を新品と中古品で買ったケースで見てみましょう。
- 新品を10万円で購入 → 5万円で売却(売却率50%)
- 中古品を7万円で購入 → 3.5万円で売却(売却率50%)
上記のケースでは売却率で考える50%で同じですが、金額ベースみると中古品の方が下落は少なくリセールバリューが高いと言えます。
上記は新品と中古品という観点でしたが、新作商品と型落ち品のケースでも同じようなことが言えます。
例えば家電は毎年のように最新モデルが発売されますが、実際はほとんど機能が変わっていなかったり自分にとっては必要のない機能が増えていたりします。
つまり最新モデルが、全員にとってベストではないということを頭に入れておきましょう。
自分に必要な要素が備わっているのであれば、価格を抑えられる型落ち品もありだと思います。

リセールバリューの具体例

ここでは人生の大きな買い物である「車」と「家」について、リセールバリューの考え方を解説していきたいと思います。
1.マイカーの考え方
車は車種によってリセールバリューが大きく異なります。
購入価格 | 売却価格(5年後) | 差額 | |
---|---|---|---|
中古車A | 2000万円 | 1950万円 | 50万円 |
中古車B | 70万円 | 40万円 | 30万円 |
新車C | 800万円 | 700万円 | 100万円 |
新車D | 300万円 | 150万円 | 150万円 |
リセールバリューは、需要と供給の影響が大きく関係しています。
つまり、リセールバリューの高い車は欲しいと思う人(需要)が多いことの裏返しでもあります。
車は走行距離や年式に応じて、価格が落ちていくのが一般的です。
ベストは「購入価格<売却価格」となるような車を購入できればいいですが、なかなか難しいのが実情です。
出来る限り、購入価格からの値下がりが抑えられる中古車を買うのが無難だと思います。
ローンを組んでマイカーを買うのは、資産形成から遠のく典型例とも言えるでしょう。
立地上どうしても車が必要だけど資産形成もしたいということであれば、リセールバリューを意識したマイカー選びが重要です。
マイカーの購入については下記の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

2.マイホームの考え方
2つのマイホームを例にして、購入から10年後に売却したケースを見てみましょう。
マイホームA | マイホームB | |
---|---|---|
購入価格 | 7,000万円 | 3,000万円 |
売却価格(10年後) | 6,500万円 | 1,000万円 |
差額 | 500万円 | 2,000万円 |
マイホームAの方がマイホームBよりも実負担額が少なく済みます。
ではリセールバリューの高いマイホームは、どんな特徴があるのか見てみましょう。
「土地」と「建物」に分けて考えるのがポイントです。
日本で建物は消耗品という位置づけになるので、毎年価値が減少していきます。
例えば木造住宅の税法上、耐用年数が22年と決められているので仮に使用価値があったとしても価値が年々減少してしまうのです。
(参考:築20年以上の家は価値がない!?古い住宅を売却する際に知っておきたいポイント)
つまり建物の価値は年々減少することを踏まえると、リセールバリューの良いマイホームとは「土地」がカギになります。
リセールバリューが高くなる土地
- 一等地(都心や駅近)
- 人気エリア(人口増加地域)
- 住環境が良い(日当たりが良い、有名な学校が近いなど)
リセールバリューが低くなる土地
- 田舎(交通の便が悪いや駅遠)
- 不人気なエリア(人口減少地域)
- 住環境が悪い(日当たりが悪い、荒れている学校が近いなど)
例えば下図の通り、都心部の中古マンション価格は上昇傾向にあります。
中には高い資産価値のマイホームを買えたという人もいるでしょう。
日本でリセールバリューの高いマイホームを買うのが難しい理由
資産価値が上昇した物件がある一方でリセールバリューの良いマイホームを見つけるのは、難易度が高いという事実も知っておきましょう。
日本は「人口減少」「空き家増加」「地価減少」などによって、家の需要が減少傾向にあります。
(参考:総務省「住宅・土地統計調査」)
(参考:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」)
(参考:平成15年度版 年次経済財政報告書)
さらに資産価値の高い物件は企業や投資家などが日夜狙っているので、そのような人達よりも早くおさえる必要があります。
マイホームを購入した誰もが、高い資産価値を手に入れているワケではないことは注意しましょう。
マイホームと賃貸どちらの方がいいのかよく議論になることが多いですが、これは家に何を求めるのかによって変わってくると思います。
もし心の豊かさを最優先に考えて、数百万~数千万の負債を負っても良いと考えるのであれば資産価値やリセールバリューを考える必要はありません。
しかし「お金に苦労したくない」「資産形成を着実に行いたい」「経済的自由を達成したい」と考えるのであれば、数字で考える必要があります。
リセールバリューの高い物件を購入できるのであれば、資産形成上もプラスになります。
しかしリセールバリューの高い家を買えないのであれば、資産形成上大きなマイナスになるので賃貸が無難な選択になってきます。
繰り返しになりますが、マイホームに何を求めるのかは人ぞれぞれです。
自分の目的は何なのか考え、その目的に合った方法を取ることをおすすめします。
まとめ

今回はリセールバリューについて下記の3点を解説しました。
- リセールバリューとは
- リセールバリューを意識した買い物をする方法
- リセールバリューの具体例
リセールバリューとは、購入したものを売却する時の価格のことです。
リセールバリューの具体例では「マイカー」と「マイホーム」を例に解説しましたが、その他の買い物でも使える考え方です。
リセールバリューを理解して買い物をすることができれば、資産形成が有利なるだけでなく、満足度という感情面にもプラスの影響があるでしょう。
またリセールバリューを意識した買い物をする方法は、私が実際にやっている方法でもあるのでやり方がわからない人は参考にしてみてください。
以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです。

