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【投資の準備】長期投資がおすすめな理由!

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ぱぐたくん
ぱぐたくん
かめしまくん
株式投資ってグラフを観ながら売ったり買ったりするイメージがあって難しそうだよね…
かめしまくん
かめしまくん
ぱぐたくん
それはデイトレードってやつだね!
でも僕は投資初心者こそ、長期投資でじっくり投資することをおすすめするよ!

今回は長期投資がおすすめな理由について解説します。

2024年から始まった新NISAを機に、投資にチャレンジしてみようかと思っている人もいるかと思います。

投資初心者でも勝率を上げる方法として「長期投資」という方法があります。
長期投資とはデイトレードのように頻繁に売買を行う方法と違い、15年や20年といったスパンで資産を持ち続け収益を上げる方法です。

長期投資のメリットは下記の2点です。

  1. 複利の力を活かす
  2. リターンを安定させる

では順番に解説していきます。

この記事でわかること
  1. 長期投資のメリット
  2. 利子の計算方法(単利と複利)
  3. 複利の力を活かす方法

基本用語をおさえる

本題について解説する前に「利子」「利息」「金利」「年平均利回り」の4つの言葉の意味を確認しておきたいと思います。

これらを理解しておくとこの後の内容が理解しやすくなると思います。

用語 意味
利子 お金を貸した側が元本に追加して受け取る金額
利息 お金を借りた側が貸した側に元本に追加して支払う金額
金利 お金を借りたり、預けたりしたときの対価(利子・利息)の割合
年平均利回り 投資額に対する利益全体の割合を1年あたりの平均にしたもの。

 

複利の力

複利の力

複利とは

複利は利子計算の1つです。

味方につければ強力な仲間になる一方、もし借金などで敵に回してしまえば最悪の敵になるでしょう。

身近で分かりやすいのは、銀行などにお金を預けているともらえる利子だと思います。
(現在は超低金利なので実感しづらいですが…)

なぜお金を預金していると利子が貰えるのかというと、実質的には銀行にお金を貸しているので預金者は利子を受け取れるというわけです。

利子の計算方法

利子の計算方法は「単利式」と「複利式」の2つあります。

利子の計算方法

【単利式】
元利合計=元金×(1+年利率/100×預入期間)
単利は元本に対してのみ、利子がつきます。

【複利式】
元利合計=元金×(1+年利率/100)年数
複利の場合「元本+利子」に対して利子がつきます。
(長期間であればあるほど雪だるま式に増える)

言葉だけではイメージしにくい部分もあるので、図をみてみましょう。

単利と複利 イメージ図出典:WealthNavi-リターンがリターンを生む「複利」のチカラ

複利は利子が利子を生んでいるのがわかると思います。

具体的な数字で「単利」と「複利」を比べるとどうなるのか見てみましょう。

条件
  • 元本100万円
  • 金利5%

【単利の場合】
まず単利では元本100万円に対してのみ、金利の5%がかかるので、利子が5万円となります。2回目も同様です。
つまり、合計で110万円となります。

【複利の場合】
最初は元本100万円に対して金利の5%がかかるので、5万円の利子となります。
まだこの時点では単利と同じですが、次に金利がかかるとき「元本+利子」の105万円に対して計算が行われます。

つまり利子がついて増えた105万円に金利5%がつくので、2回目は5.25万円の利子を受け取れるというわけです。
この結果、合計で110.25万円となります。

元本と金利が同じでも単利だと110万円、複利だと110.25万円となり複利の方が増えていることがわかります。

このように複利は「元本+利子」に利子がつくので、雪だるま式に増えていくというわけです。

複利の力を活かす方法

長期間になればなるほど複利の力は絶大です。
具体的に複利にどれだけのインパクトがあるか見てみましょう。

100万円を年利5%で30年間運用した場合、単利式と複利式では下図のように大きな差が出ます。

単利と複利の運用差出典:WealthNavi-リターンがリターンを生む「複利」のチカラ

単利と複利の差

単利:30年後に250万円
複利:30年後に432万円
→ 単利と複利の差+182万円

ここまでの話を踏まえて、複利の力を活かすポイントをまとめると以下のようになります。

  • 運用金額を増やす
  • 長期間複利で運用する
  • 利回りを大きくする
ぱぐたくん
ぱぐたくん
単利と複利って名前は似てるけど全然違うね
思ってたより複利の力ってすごいんだ!

リターンの安定

リターンの安定

上記の通り、長期投資は複利の力を活かしてくれる他にも「収益が安定する」メリットがあります。

以下の図はS&P500のような広く分散された米国株式に投資した場合の投資期間別のリターンを示しています。

株式投資の投資期間と年平均リターンのちらばり方(1950~2013年)出典:『ウォール街のランダムウォーカ―第11版』日本経済新聞社

1年間しか投資をしなかった場合、投資を開始したタイミングによってはリターンが「−37%~52.62%」と大きくなっています。

過去のデータからも短期間投資は「ハイリスク・ハイリターン」であることがわかります。

一方で1950年~2013年の間で投資期間を15年間とると以下のようになります。

  • 最高の15年間に投資した場合の成績:+19.10%
  • 最悪の15年間に投資した場合の成績:+4.21%

つまり過去のデータにおいては、どの15年間に投資した人も損はしなかったということです。さらに平均値でみても10%を超えているのは驚きです。

このデータからわかることはS&P500のような広く分散された米国株式に投資した場合、保有期間が長期であるほどリターンのバラつきが小さくなっています。

さらに15年以上の投資期間を設けると負ける可能性は限りなく低くなるということです。

ぱぐたくん
ぱぐたくん
短期投資は振れ幅が大きいんだね!
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まとめ

まとめ
まとめ

今回は投資をするための準備として、「長期投資のメリット」について紹介しました。

  1. 基本用語をおさえる
  2. 複利の力
  3. リターンの安定

複利は味方につければ、強力な仲間になります。
一方、もし借金などで敵に回してしまえば最悪な敵になってしまいますので、ぜひ皆さんも複利を味方につけてください。

長期投資はリターンを安定させ、プラスのリターンを得られる可能性が高いです。

過去のデータは未来を保障してくれるものではありませんが、十分参考になるものだと思います。

以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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