それで本当にお金に強くなれるの?
具体的なメリットとおすすすめの勉強方法も解説するね!
本記事では「簿記」に興味があるけど、一歩が踏み出せていない人向けに簿記を学ぶメリットとおすすめの勉強方法を解説します。
GAFAM (Google、Apple、Meta、Amazon.com、Microsoft)やトヨタなど名だたる企業から、皆さんが務めている会社まで例外なく簿記を使っています。
資本主義経済社会であることを考えると当然かもしれませんが、簿記資格は常に人気資格ランキングの上位にいます。
また簿記検定試験は商工会議所によると2024年6月9日(日)の試験(167回目)までで、累計2,900万人以上が受験しているとのことです。
実体験から振り返ると日商簿記2級を取る前と後では、確実にお金に対して強くなりました。
簿記を学ぶためにかかる費用は数千円~数万円なのに対し、簿記から得られるメリットは計り知れません。
ちなみに私が日商簿記3級と2級を勉強した期間は、下記の通りなので参考にしてみてください。
日商簿記3級
- 勉強期間・・・2021年8月~10月(約3カ月)
- 合格月・・・2021年11月(CBT試験)
日商簿記2級
- 勉強期間・・・2022年1月~6月(約6カ月)
- 合格月・・・2022年6月(CBT試験)
- 簿記を勉強するメリット
- おすすめの勉強方法
- 3級〜1級の難易度と勉強時間の目安
簿記を学ぶメリット5選
簿記を学ぶメリットは沢山ありますが、今回は下記の5つに焦点をあて解説していきます。
- 家計管理に役立つ
- 仕事に役立つ
- 事業に役立つ
- 経済ニュースの理解が深まる
- 個別株投資に役立つ
メリット①:家計管理に役立つ
なんといっても全員にかかわるのが家計管理です。
簿記は会社の経理部などが使用する印象が強いですが、そんなことはありません。
簿記を家計管理に使えば、望遠鏡で覗いたかのように鮮明に家計の状況が見えてきます。
家計管理は会社が行う会計と本質的には同じだと考えています。
「貸借対照表(B/S)」「損益計算書(P/L)」を使わずにお金を管理しようとすれば、中身の見えない箱の中身を当てるようなものです。
例えば、簿記が家計管理に活きる場面として下記のような例が挙げられます。
- 資産や負債の定義を知り、自分の財産を把握できるようになる。
- お金の流れを掴み、家計を見直すことができる。
- 家や車など数百万~数千万円の大きい買い物で失敗しにくくなる。
皆さんも自分の「貸借対照表(B/S)」「損益計算書(P/L)」を作って、盤石の家計を作っていきましょう。
メリット②:仕事に役立つ
仕事に役立つ例はいくつもあるので一例を紹介します。
自分が勤めている会社の状況がわかる
財務諸表をみれば、「どこにいくら使って」「どのくらい利益が出ているのか」などを知ることが出来ます。
自分の会社が会計的にどのような状況なのか把握した上で、仕事をしているのといないのでは差が出て当然かもしれません。
就職先(転職先)を決める材料になる
皆さんも就職先(転職先)を選ぶ際、「給与」「休日」「福利厚生」など確認していると思います。
もちろん就業条件を確認することは大切ですが、財務状況が悪ければ就業条件の改悪や最悪の場合倒産もありえます。
上記のような事態を避けるためにも、就職先(転職先)を選ぶ際は財務諸表を公開している会社であれば、必ず確認することをおすすめします。
経理部など会計系の仕事に活かせる
特に総合職などは部署異動によって、いくつかの職種を経験する人がほとんどです。
今の部署で直接簿記を使用することがなくても、今後の長いキャリアの中で使う機会があるかもしれません。
もし簿記の基礎知識をもっていれば、異動後の業務に素早く馴染んでいけます。
メリット③:事業(副業)に役立つ
自分で事業(副業)を行う際に簿記は役立ちます。
簿記は財務状況を把握するための技術なので、簿記を知らずに自分の事業(副業)を行えば、現在地もわからず目的地を目指しているのと同じです。
具体的には日常における売上、経費、債権・債務などの管理を行うことができます。
その他にも確定申告を自分で行えたり、税理士に頼んでいる場合でも円滑なコミュニケーションがとれたりと簿記の知識は様々な場面で活きてきます。
メリット④:経済ニュースの理解が深まる
毎日のようにある経済ニュースですが、ネット記事やテレビをみてポイントをおさえることができるようになります。
簿記の知識があれば、上記のような経済ニュースに対しても理解度が格段に上がります。
メリット⑤:個別株投資に役立つ
簿記知識の活用法としては少し難易度が高くなりますが、個別株投資の場面でも役立ちます。
すでにお伝えしている通り簿記は財務状況を把握するためのものなので投資先候補や、すでに投資している会社の経営状態がわかるようになります。
つまり株を売買する際、雰囲気ではなく根拠をもった投資をできるというわけです。
インデックス投資ならまだしも、個別株投資をするのであれば必須ともいえる知識だと思います。
おすすめの勉強法
もし簿記に少しでも興味があるなら、ぜひ簿記を勉強することをおすすめします。
ちなみに、私が簿記を勉強しようと思ったきっかけは以下の通りです。
- 簿記を家計管理に応用できるから
- 自分の勤める会社の経営状態を把握したかったから
- 副業をしたかったから
など
ただ簿記の資格が欲しかったというよりは、簿記の正しい知識を身に付け生活に活かしたかったので、独学ではなくスクールでの勉強を考えていました。
しかしスクールは「値段が高いこと」や「時間の制約があること」などデメリットもありました。
何かいい勉強方法はないかと探している中、出会ったのが「クレアール」です。
出典:クレアール
実際にクレアールで「日商簿記3級」と「日商簿記2級」の講義を受けて、感じた魅力と注意点を解説します。
【魅力】
- 他のスクールに比べ費用が安い
- 教材と講義がわかりやすい
- オンライン授業で時間に縛られない
- ネット試験(CBT試験)対策もある
- 何度でも質問できる
【注意点】
- スケジュール管理が重要
魅力①:他のスクールに比べ費用が安い
クレアールと他のスクールを比較すると、費用が半分程度に抑えられます。
元々勉強が好きなタイプではないので、もし途中で辞めてしまったら「もったいないな」と考えたりもしましたが、最悪ダメでも損失を抑えられる点で背中を押されました。
クレアール | 大手スクール | |
---|---|---|
簿記3級講座 | 約10,000円 | 約25,000円 |
簿記2級講座 | 約35,000円 | 約80,000円 |
簿記1級講座 | 約90,000円 | 約180,000円 |
魅力②:教材と講義がわかりやすい
クレアールの講座に申し込むと3~4日ほどで教材が送られてきました。
教材はポイントを絞ったものになっていて、勉強しやすかったというのが実感です。
テキストと問題集を繰り返し学習することで基礎が身につき、試験にも合格することができました。
また講義も講師の方がわかりやすく、丁寧に、時にはユーモアを交えながら授業を進行してくれます。
簿記に対してお堅く難しいイメージを持っている人がいるかもしれませんが、できる限りかみ砕きながら講義を進行してくれた印象です。
魅力③:オンライン授業で時間に縛られない
簿記の勉強と仕事の両立をしてみて感じたのは、隙間時間の使い方が重要であることです。
例えば、対面型のスクールでは早朝や深夜に授業を受けるのは難しいでしょう。
しかしクレアールの勉強方法はオンラインで映像を視聴する形式なので、時間に縛られず自分のペースで学習に取り組むことが可能です。
特に時間の融通が利きにくい人にはおすすめの勉強法です。
魅力④:ネット試験(CBT試験)対策もある
日商簿記3級と2級は二種類の試験が用意されており、ペーパータイプの統一試験(2月、6月、11月)とネット試験(CBT試験)があります。
ネット試験(CBT試験)の特徴はテストセンターなどで、年間を通して受験することができます。
私は時間的融通の利くネット試験(CBT試験)の受験を前提に考えていたので、統一試験だけでなくネット試験(CBT試験)の対策も行ってくれるのは非常に有難かったです。
魅力⑤:何度でも質問できる
オンライン形式だと、サポート体制が不安という人もいるかもしれません。
クレアールは、「電話」「メール」「インターネット通話(スカイプ)」で、何度でも質問することができます。
少しでもわからないことがあったらすぐ相談し、どんどん学習が進められるので安心です。
注意点①:スケジュール管理が重要
唯一クレアールの講義を受講してデメリットにもなり得ると感じたことが、「魅力③:オンライン授業で時間に縛られない」ということです。
この点は魅力でもある一方、逆に気を付けるべき点でもあります。
なぜなら「時間に関係なく、どこでも講義を受けられる」ということは、逆に全く講義を受けないということも簡単に出来てしまうからです。
オンラインで自由度が高い分、スケジュール管理が重要になると思います。
簿記試験の勉強時間と合格率
簿記検定は3級から1級までありますが、簿記3級を取得できれば今回解説したメリットをかなり感じられると思います。
各級の難易度は下記の通りです。
勉強時間 | 合格率 | |
---|---|---|
簿記3級 | 50~100時間 | 30~50% |
簿記2級 | 200~300時間 | 20~30% |
簿記1級 | 数百~1,000時間 | 約10% |
気づいた人もいるかもしれませんが、簿記2級まではしっかり勉強すれば受かる確率がある程度ありますが、簿記1級になると急激に難易度が上がることは知っておきましょう。
まとめ
簿記を学ぶメリット5選にどれか一つでも興味をもったなら、ぜひ簿記を勉強することをおすすめします。
簿記の勉強は独学でも可能ですが、あえて難しい道を進む必要はないと個人的には思います。
簿記は日々の生活に直接役立てられる知識なので、まずは簿記3級を目標に挑戦してみてはいかがでしょうか。
クレアールは資料請求(試験・講座概要、サンプル教材)が無料で出来るので、ぜひ興味を持った方はホームページから申し込んでみてください。
出典:クレアール