今となっては光回線も電気・ガス・水道と並ぶインフラになっていて、多くの家庭が契約しているのではないでしょうか。
格安SIM同様、適切に見直せば固定費を削減できます。
ちなみに私は光回線の見直しで、毎月の支払いが約2,000円安くなりました。
申し込みはネットで出来る上、一度見直しをすれば効果が続きます。
そこで今回は光回線を乗り換える際に気を付ける点から、おすすめのプランまで解説します。
ぜひこの機会に見直してみてみましょう。
- 光回線契約時に気をつけるべきポイント
- おすすめの光回線
- 乗り換え手順
光回線を契約する際の注意点
光回線を契約する際に、注意すべき点は2つです。
- 「最低契約期間」や「更新期間」があり、解約金がかかる
- キャッシュバックの手続きが複雑
「最低契約期間」や「更新期間」があり、解約金がかかる
スマホのプランは2年縛りや解約金を廃止する会社が増えましたが、光回線は未だに「最低契約期間」や「更新期間」があり、数千円~1万円程度の解約金がかかるプランもあります。
一方で【excite MEC光】、【BB.excite光 Fit】、【@スマート 光】は解約金がかかりません。
転勤などで解約せざるを得なくなる可能性がある人は注意が必要です。
キャッシュバックの手続きが複雑
光回線を選ぶ際に迷う要因の一つがキャッシュバックです。
一見お得に見える「キャッシュバック」という仕組みですが、中には手続きが煩雑でかかる労力に金額が見合わないケースがあります。
契約した12か月後にキャッシュバックのメールが届いたけど、定期的に届く広告メールだと勘違いしてスルーしてしまった…。
確かにキャッシュバックを貰えれば、実質的に光回線に支払う料金を安くできたと言えます。
しかし案内メールは予告もなく、突然届くので見落としてしまいそう。
かといって、いつ届くのかと気にし続けるのは難しいです。
自分の時間はもっと有意義なことに使ったほうがいいですよね。
また価格.comで光回線を探すのはおすすめしません。
仮に手続きが煩雑なキャッシュバックであっても、キャッシュバックが高ければ上位に表示してくることが多いからです。
家電量販店での申し込みもおすすめしません。
全ての家電量販店が当てはまるわけではありませんが、高い紹介料が入る光回線をおすすめされることがあるからです。
高額なキャッシュバックのある契約は、そもそも月額料金が高かったり、実はいらないオプションへの加入が必須だったりします。
キャッシュバックだけに焦点を当てず、そのほかの契約内容も踏まえてトータルで判断するようにしましょう。
おすすめの光回線
おすすめの光回線は使用している人が多く、また事業者の変更(乗り換え)も簡単なNTT光コラボ回線がおすすめです。
そのため今回紹介する光回線は全てNTT光コラボ回線です。
新規契約の人におすすめ
- 【excite MEC光】(標準工事費 無料で料金も最安クラス)
乗り換えの人におすすめ
- 【BB.excite光 Fit】(4段階の段階料金制で、200GB以下なら最安クラス)
- 【@スマート 光】(乗り換えなら最安値クラス)
楽天モバイル契約者におすすめ
比較項目 | excite MEC光 | BB.excite光 Fit | @スマート 光 | 楽天ひかり |
---|---|---|---|---|
月額料金 (マンション) |
3,850円 | 2,640~4,180円 | 3,630円 | 4,180円 |
月額料金 (戸建て) |
4,950円 | 3,520~5,830円 | 4,730円 | 5,280円 |
契約期間 | なし | なし | なし | あり |
解約金 | なし | なし | なし | あり |
通信速度 | 最大1Gbps | 最大1Gbps | 最大1Gbps | 最大1Gbps |
スマホ料金の割引 | なし | なし | なし | なし |
おすすめの 利用者 |
新規契約の人におすすめ | 乗り換えの人におすすめ | 楽天モバイル契約者におすすめ |
※2024年6月17日時点
ちなみに私は以下の理由から【BB.excite光 Fit】を使用しています。
- Povo2.0を使用しているので、セット割が必要ない
- 月の使用量が200GB以内なので、料金が最安クラスになる
- 通信品質が安定している
乗り換え(事業者変更)の手順
ここからは乗り換え方法について解説するね!
現在も光コラボ回線を利用中で、乗り換え先も光コラボ回線の場合を「事業者変更」といいます。
この場合、「事業者変更承諾番号」が必要になります。
「事業者変更」で乗り換える場合の手順と流れは以下の通りです。
ステップ1:乗り換えたい光コラボ回線を選ぶ
ステップ2:光コラボ事業者から事業者変更承諾番号を取得する
ステップ3:乗り換えたい光コラボ回線に申し込む
ステップ4:自動で光コラボ回線が切り替わる
ステップ5:元回線のレンタル機器を返却する
※事業者変更の場合は、解約手続きなどは必要ありません。
光コラボ回線同士での乗り換えは工事も必要ないため、手続きの所要時間は15分ほどです。
ステップ1:乗り換えたい光コラボ回線を選ぶ
まずは乗り換え手続きを行う前に自分に合った光コラボ事業者を選びます。
光コラボ事業者は、先ほど紹介したおすすめの光回線を参考にしてみてください。
ステップ2:光コラボ事業者から事業者変更承諾番号を取得する
事業者変更をするためには、利用中の光コラボ事業者に連絡して「事業者変更承諾番号」を取得する必要があります。
事業者変更承諾番号の取得方法は、電話またはWebページ等で受け付けています。
事業者変更承諾番号の有効期限は、15日なので乗り換えの際は注意しましょう。
ステップ3:乗り換えたい光コラボ回線に申し込む
事業者変更承諾番号を取得したら、乗り換えたい光コラボに申し込みをします。
申し込み方法はweb申し込みの場合は「事業者変更」を選択し電話申し込みの際には「事業者変更」であるということをしっかり事業者に伝えます。
この申し込みの際に、ステップ2で取得した事業者変更承諾番号が必要となります。
ステップ4:自動で光コラボ回線に切り替わる
手続き完了後、早ければ1~2週間ほどで新しい光回線に自動的に切り替わります。
新しい光回線の切り替わった瞬間にこれまで利用してきた光回線は自動的に解約となるため、専用サービスなどは使えなくなります。
また利用開始前後に乗り換え先の会社から契約書類が送付されてきますので、大事に保管しておきましょう。
ステップ5: 元回線のレンタル機器を返却する
最後にこれまで契約していた光コラボ事業者からWi-Fiルーターなどの機器をレンタルしていた場合は、返却する必要があります。
レンタルしていた機器の返却を忘れてしまうと、違約金の支払いが発生する可能性があるため、必ず返却しましょう。
意外と簡単かも!
光回線についてよくある疑問
疑問1:ホーム(戸建て)タイプとマンションタイプの違いは?
光回線の契約には、「ホームタイプ」と「マンションタイプ」の2種類があります。
ホームタイプは1つのインターネット回線を独占して利用可能です。
一方マンションタイプは、1つのインターネット回線を住人全員で利用します。
ホームタイプよりマンションタイプの方が通信速度は遅くなりやすいでが、その分利用料金が安く設定されていることが多いです。
マンションタイプは、コンセントのタコ足配線をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
疑問2:光回線とモバイルルーターは何が違うのか?
モバイルルーターとは、持ち運び可能なWi-Fiです。
光回線とモバイルルーターの最大の違いは、回線の部分が有線か無線かです。
光回線の場合、物理的な線(有線)でインターネットが利用できるため、通信環境が安定していて速いです。
ただし通常新規で利用するためには工事が必要になります。
新規契約特典として工事費(約2~3万円)を負担してくれる契約先もあります。
基本的には通信環境が安定していて速い光回線をおすすめしますが、以下の例に当てはまる人はモバイルルーターもありだと思います。
- 工事ができない人
- 工事をしたくない人
- 外出先で作業をすることが多く、Wi-Fi環境を持ち運びたい人
まとめ
今回は光回線を乗り換える際に気を付ける点からおすすめまで解説しました。
- 光回線を契約する際の注意点
- おすすめの光回線
- 乗り換え(事業者変更)の手順
- 光回線についてよくある疑問
光回線を見直すことで、毎月の支払いが約2,000円以上安くなる可能性があります。
乗り換えは面倒くさいと感じるかもしれませんが、固定費削減は家計を楽にし、経済的自由に近づくための第一歩です。
格安SIMと合わせて、光回線の見直しも行ってみましょう。
以上、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
【新規契約の人におすすめ】
出典:excite MEC光
【乗り換えの人におすすめ】
出典:@スマート 光
【楽天モバイル契約者におすすめ】
出典:楽天ひかり